アメリカでは「電池切れでも手回しで開くスマートロック」が登場しているらしい。
スマートロックの弱点といえば、電池が切れたときに家へ入れなくなる不安です。アメリカのRingは、その不安を手回し発電で解消するスマートロックを発表しました。
これ、日本でもイケる?ビジネス概要
Business overview
Amazon傘下のRingが発表したスマートロックは、指紋認証、タッチ式テンキー、専用アプリ、Alexaの4通りで解錠できます。最大の特徴は、内蔵バッテリーが切れた場合でも、本体の「パワーダイヤル」を数回手で回すことで、解錠に必要な電力を一時的に生み出せる点です。家の中に入った後は、充電式バッテリーパックを取り外して充電します。バッテリーの持続期間は約1年とされ、充電時期はアプリで通知されます。さらに、家族や友人、散歩代行業者、清掃業者などに定期的な入室権限を設定できます。従来のスマートロックにも物理鍵などの予備手段はありますが、鍵を隠しておく必要があるなど、防犯面や使い勝手に課題がありました。この製品は、スマート化の便利さに加えて「締め出されない安心」を売りにしています。
- バッテリー切れの際に手回しで一時的に電力を作り、解錠できる
- 指紋認証、タッチ式テンキー、アプリ、Alexaの4通りで入室できる
- アプリから家族や清掃業者などの入室権限を設定できる
海外での主なターゲット
戸建て住宅の所有者、別荘や使用頻度の低い住宅の所有者、家族や清掃業者などに定期的な入室を許可したい人、短期賃貸物件の運営者、Ring製品を利用している家庭
スマートロック最大の不安を直接解決している
スマートロックは便利な一方、電池切れで家に入れなくなる不安があります。Ringはこの不安を製品の中心課題として捉え、物理鍵を隠すのではなく、手回しで電力を確保する方法を提案しました。
使用頻度の低い住宅でも導入しやすい
Ring創業者は、利用頻度が低い別荘では電池切れが起きそうだと感じたことを開発のきっかけとして説明しています。別荘や空き家など、定期的に確認しにくい場所では、遠隔管理と非常時の解錠手段の組み合わせが価値になります。
入退室管理を家族以外にも広げられる
アプリを通じて、家族、友人、散歩代行業者、清掃業者などに入室権限を設定できます。単なる鍵の置き換えではなく、複数人の出入りを管理する設備として活用できる点が注目されます。
日本で流行る?
In Japan?
日本でも流行りそう度
★★★★☆
日本でも、電池切れや通信障害への不安はスマートロック普及の壁になり得るため、非常時にも使える仕組みとの相性は良いと考えられます。特に、別荘、民泊、賃貸物件、高齢者向け住宅、清掃や訪問サービスの入退室管理では用途が見込めます。一方、元記事の製品はアメリカの一般的なシングルシリンダー式デッドボルトへの対応を前提としており、日本の住宅で一般的な錠前やドアにそのまま取り付けられるかは不明です。日本で同じ製品を展開するには、住宅ごとの錠前規格への対応、防犯性能、通信環境、認証や設置工事の確認が必要なため、評価は4としました。
- 日本で狙う顧客
- 別荘やセカンドハウスの所有者、民泊・短期賃貸の運営者、賃貸住宅の管理会社、訪問介護・家事代行・ペットシッター事業者、高齢者世帯、スマートホームに関心のある戸建て住宅の所有者
- 候補となる都市・エリア
- 東京。戸建て住宅だけでなく、賃貸管理会社、民泊運営者、訪問サービス事業者が集まり、入退室管理への課題を持つ顧客を見つけやすいと考えられます。別荘用途に絞るなら、軽井沢や伊豆などのリゾートエリアも候補になります。
日本で事業化した場合の収益シミュレーション
Simulation
- 初期投資
- ¥6,720,000
- 想定月商
- ¥1,274,000
- 月間営業利益
- ¥80,000
- 年間利益
- ¥960,000
- 投資回収期間
- 約7年(84か月)
想定条件
- 想定顧客単価
- ¥118,000 / 人
- 1日あたり顧客数
- 0.4人 / 日
月次の収支試算
月間売上
¥1,274,000
月間家賃
-¥100,000
月間人件費
-¥360,000
月間原価
-¥544,000
月間営業利益
¥80,000
事業性の指標
- 年間利益
- ¥960,000
- 損益分岐点売上
- ¥1,134,384
- 投資回収期間
- 約7年(84か月)
※掲載している収益・費用等の数値は、公開情報や一定の仮定をもとにした参考シミュレーションです。実際の事業成果を保証するものではありません。
出典・参考情報
SOURCES & REFERENCES


