アメリカでは「世代をまたぐ女性向けジムづくり」が注目されているらしい。
女性向けフィットネスは、若い女性だけを対象にするのではなく、初心者からシニアまでを一つの場で支える方向に進んでいます。アメリカの大手フィットネス機器ブランドが提案する、世代ではなく「運動を始めた段階」で考えるジムづくりを紹介します。
これ、日本でもイケる?ビジネス概要
Business overview
Life Fitness/Hammer Strengthが提案しているのは、女性の年齢だけでサービスを分けるのではなく、運動経験や目的に合わせて設備、プログラム、空間を設計するフィットネス施設です。例えば、運動初心者には軌道が固定されたマシンで安全に筋トレを始めてもらい、慣れてきた人にはフリーウェイトやより本格的な器具を提供します。さらに、パーソナルトレーニングやグループレッスン、明るく入りやすいロビー、快適なロッカールームなどを組み合わせ、初めて来た女性が継続しやすい体験をつくります。元記事では、同社は160カ国以上の25万以上のジムに機器を提供していると説明されていますが、世代横断型の新店舗を自社で運営している事例が紹介されているわけではありません。主軸は、ジム運営者向けの機器販売と空間・サービス設計の助言です。
- 年齢ではなく、運動経験や目的に応じて設備とプログラムを選べる
- 初心者向けマシンからフリーウェイトまで、筋力トレーニングの段階をつなぐ
- マシンだけでなく、照明、導線、ロビー、ロッカールームなど施設全体の居心地を重視する
海外での主なターゲット
筋力トレーニングを始めたい女性、運動初心者、出産や加齢などライフステージの変化に合わせて運動を続けたい女性、健康維持や骨・代謝のケアを意識する中高年女性。施設側では、女性会員の獲得・定着を目指すジム運営者やトレーナーが対象です。
女性の筋力トレーニングへの関心が高まっている
元記事では、女性がウェイトトレーニングに取り組む人数が大きく増えていると、Life Fitness/Hammer Strengthの担当者が説明しています。骨の健康や代謝など、筋力トレーニングの健康面が注目されていることも背景です。
年齢だけでは会員のニーズを判断できない
同じ60歳でも長年運動を続けている人と、初めてジムに来る人では必要なサポートが異なります。逆に、30歳でも運動初心者は存在します。年齢層で一括りにせず、運動経験や目的でサービスを考える視点が注目されています。
設備以外の体験が継続率を左右する
初めての利用者が受付からトレーニングエリアまでどう感じるか、ロビーやロッカールームが居心地よく設計されているかも重要だとされています。無機質で工業的なジム一辺倒ではなく、ホテルやウェルネス施設のような雰囲気を取り入れる考え方です。
日本で流行る?
In Japan?
日本でも流行りそう度
★★★★☆
日本でも女性専用ジム、24時間ジム、ヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどはすでに存在しますが、運動初心者から中高年までを同じ施設内で段階的に支援する設計には応用の余地があります。特に、年齢を限定せず「筋トレを始めたい女性」に焦点を当てれば、母娘利用や友人同士の利用にもつなげられます。一方で、元記事は具体的な店舗運営や料金体系を示していないため、そのまま日本で成功することが実証されているわけではありません。施設型ビジネスとしては、立地・人件費・機器投資の負担が大きいため、相性は良いものの、4としました。
- 日本で狙う顧客
- 筋トレに興味はあるものの本格的なジムに入りにくい女性、子育て後に運動を再開したい人、健康維持や転倒予防を意識する中高年女性、母娘や友人同士で通いたい人。加えて、女性会員の継続率を高めたい既存ジムや地域のスポーツ施設も対象になります。
- 候補となる都市・エリア
- 東京の住宅地や駅近エリアから始めるのが現実的です。働く女性、子育て世代、中高年層が混在し、パーソナル指導や少人数制プログラムへの支払い意向を検証しやすいためです。大都市圏でモデルを作った後、健康増進ニーズの高い地方都市へ展開する方法も考えられます。
日本で事業化した場合の収益シミュレーション
Simulation
- 初期投資
- ¥12,000,000
- 想定月商
- ¥1,674,400
- 月間営業利益
- ¥310,680
- 年間利益
- ¥3,728,160
- 投資回収期間
- 約3.2年(38.6か月)
想定条件
- 想定顧客単価
- ¥2,300 / 人
- 1日あたり顧客数
- 28人 / 日
月次の収支試算
月間売上
¥1,674,400
月間家賃
-¥350,000
月間人件費
-¥650,000
月間原価
-¥83,720
月間営業利益
¥310,680
事業性の指標
- 年間利益
- ¥3,728,160
- 損益分岐点売上
- ¥1,347,368
- 投資回収期間
- 約3.2年(38.6か月)
※掲載している収益・費用等の数値は、公開情報や一定の仮定をもとにした参考シミュレーションです。実際の事業成果を保証するものではありません。
出典・参考情報
SOURCES & REFERENCES


