中国自動車・電気自動車出典あり

中国では「日本向けの軽EVを海外にも売る」が始まっているらしい。

中国の自動車メーカーBYDが、日本の軽自動車規格を意識して開発した小型EV「Racco」を、海外市場にも展開します。最初の販売先としてスリランカとマカオが予定されており、日本向け商品を別の国の移動ニーズに転用する発想が注目されます。

中国では「日本向けの軽EVを海外にも売る」が始まっているらしい。これ、日本でもイケる?

ビジネス概要

Business overview

BYDの「Racco」は、日本の軽自動車にあたる規格に合わせ、車体の長さ・幅・高さの上限を満たすよう設計された小型電気自動車です。記事では、日本向けに開発されたこのモデルを、スリランカとマカオでも販売する計画が示されています。大きな車では使いにくい都市部や、狭い道路での移動に向く小型車を、電気自動車として提供するビジネスです。従来の海外展開では、各国向けに大型車や専用モデルを用意することもありますが、今回は特定市場向けに作った商品を、似た交通事情を持つ別市場へ広げる点に特徴があります。

日本の軽自動車規格を意識した小型ボディ
ガソリン車ではなく電気で走るミニEV
日本向けに開発した車両をスリランカやマカオにも展開

海外での主なターゲット

都市部や狭い道路で自動車を使う個人、短距離移動を重視する家庭、法人の営業・配送用途、レンタカーやカーシェア事業者など。

POINT 01

小型車を必要とする市場に転用できる

大都市や島しょ部、道路幅の限られた地域では、大型車より小回りの利く車のほうが使いやすい場合があります。日本向けの小型設計を、別の地域の交通事情にも応用できる点が注目されます。

POINT 02

EVの選択肢を広げられる

電気自動車は、近距離の移動や日常の買い物など、走行距離が比較的短い用途と相性があります。小型車として展開することで、EVを高価な大型車だけではない選択肢として提示できます。

POINT 03

一つの商品を複数市場で活用できる

日本向けに設計したモデルを他国でも販売できれば、開発した車両を一市場だけで終わらせずに済みます。BYDにとっては、商品開発の成果を複数地域で回収する海外展開の考え方といえます。

日本で流行る?

In Japan?

日本でも流行りそう度

★★★☆☆

日本では軽自動車がすでに広く普及しており、小型車への需要も存在するため、商品コンセプトとの相性はあります。一方で、日本向けモデルそのものを販売するだけでは、スズキ、ダイハツ、ホンダなど既存メーカーとの競争が厳しく、充電環境や価格、販売・整備体制も必要です。小規模事業者が自動車メーカーと同じ形で参入するのは難しいものの、小型EVを活用した配送、観光、カーシェア、地域交通などに事業を絞れば応用の余地があります。

日本で狙う顧客
近距離移動が中心の個人、高齢者の移動支援を行う自治体や事業者、観光地のレンタカー事業者、商店や宿泊施設、宅配・訪問サービスを行う中小企業など。
候補となる都市・エリア
まずは京都市や那覇市のように、観光客の短距離移動や狭い道路での利用が見込める地域が候補です。観光施設や宿泊施設と組み、レンタル・送迎・周遊サービスとして試すほうが、一般消費者向けに全国販売するより始めやすいと考えられます。

日本で事業化した場合の収益シミュレーション

Simulation

初期投資
¥17,400,000
想定月商
¥1,638,000
月間営業利益
¥278,500
年間利益
¥3,342,000
投資回収期間
約5.2年(62.5か月)

想定条件

想定顧客単価
¥9,000 / 人
1日あたり顧客数
7人 / 日

月次の収支試算

月間売上

¥1,638,000

月間家賃

-¥280,000

月間人件費

-¥420,000

月間原価

-¥409,500

月間営業利益

¥278,500

事業性の指標

年間利益
¥3,342,000
損益分岐点売上
¥1,266,667
投資回収期間
約5.2年(62.5か月)

※掲載している収益・費用等の数値は、公開情報や一定の仮定をもとにした参考シミュレーションです。実際の事業成果を保証するものではありません。

出典・参考情報

SOURCES & REFERENCES

ほかにも、こんな話。

Read next